日 時:7月22日(火)18:30〜20:00
場 所:Coworking!@Ishinomaki
ゲスト:今野英樹さん(今野梱包株式会社代表取締役社長)
参加者:12名
今回の「復興起業家交流サロン」は、今野梱包株式会社社長の今野英樹社長。
木製パレット中心だった家業の業態を広げようと強化段ボールに着目。現在、強化段ボールを生産する米国・トライウォール社の東北唯一の代理店として、機械の輸出用梱包資材やパレットを製造しています。
また、震災時は石巻市などに、避難所でプライバシーを確保するための間仕切りなどを提供したほか、学校の授業再開のためにロッカー、げた箱制作など教育現場からの要望にも応えていました。この他、アニメキャラクターやダンボール銃、恐竜など子どもも大人も楽しめる玩具制作など、楽しい作品をたくさんつくられています。
当日はこれらの事業を実現してきた思いや手法について、余すところなく語っていただきました。
参加者からは「ユニークな発想はどういうところから生まれてくるのか?」「どれくらい先を見て事業のことを考えているのか」など様々な質問が。発想は「人と話したり、よそのお店に行ったときふっと思いつくことも多い」とのことですが「一番は子どもと話しているとき、意外な答えが返ってくるときがあって面白い」とのこと。
いつも面白いことはないかなと、常識、型にとらわれないよう感覚をオープンにして「感じる」ことを大切にしつつ、その後「徹底的に調べる」「考えぬく」というプロセスを踏んで、思いつき、アイデアを次々と形にしていく今野社長の姿に、参加者一同、多大な刺激を受けました。
お忙しいなか、熱い熱いトークをいただきました今野社長、本当にありがとうございました。
(文責:赤澤)
今野英樹さん プロフィール
今野梱包株式会社 代表取締役社長。
1972年7月5日生まれ。宮城県立石巻高等学校を卒業後大学に行くことに疑問を抱き仙台市の経営専門学校へ。卒業後仙台市内の自動車ディーラーに就職。尊敬していた祖父の他界を機に地元に戻り、平成6年に祖父の興した自社に入社。平成22年2月に代表就任。「探さないものは見つからない。求めなければ掴めない。」を持論にいつも何かを探求している状態で、商品を購入してもまず見るのはその商品ではなく梱包・包装資材とその仕様という一種の職業病も健在。好きな言葉は祖父より受け継いだ『この道より我を生かす道なしこの道を歩く』
HP: http://www.k-konpo.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/hideki.konno.735
現代ビジネス「東北から立ち上がる100人」より
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39241
月刊 復興人[ふっこうじん]vol.31「特集起業する力」より