日 時:2月26日(金)18:00~20:00
場 所:Coworking!@Ishinomaki
参加者:14名
ゲスト:千葉雅俊さん(株式会社ヤマトミ 代表取締役)
第10回のサロンは、石巻市において水産加工事業を震災以前より展開されている(株)ヤマトミ代表取締役の千葉雅俊さんをお招きし、お話を伺いました。
"地方が首都圏を養うというイメージ。食材発見と開発に妥協は一切無い。"
サロンでは、元々小さな会社として興した(株)ヤマトミがどう発展を遂げたのか。また、震災からの立ち直り、今後の展望までのお話を伺いました。
千葉さんは、「確かに震災の被害は甚大だった。当時は途方に暮れるしかなかった。しかし、経営者として社員の安否確認などしなければならないことは山積み。加えて、今後会社をどうしていくかを考えるための情報収集を延々とするしかなかった。それが経営者という僕のやるべきことだ。」と言います。そして、「震災は失うことばかりではない。これまで競合であった他会社が今では協働する会社となった。当時の支援から出来た繋がりも得たものである。これから私たちは水産加工事業者として、三陸沿岸の恵まれた環境と未だ眠っている新たな食材の発見に尽力し、食料自給率の低い首都圏に"おいしい"を届け続けるのだ。」と結んだ。
フランクで飾らず、しかし太く強い芯のある千葉さんのお話に参加者は大きな刺激を受けていました。来年度の起業家交流サロンには是非今回参加できなかった方や未だ参加したことのない方のご参加ください!
(文責:兼子政慶)
<ゲストプロフィール>
千葉雅俊(チバ マサトシ)
株式会社 ヤマトミ 代表取締役
昭和27年6月生まれ(63歳)
石巻うまいもの発信協議会:会長
平成4年9月に(株)ヤマトミを創業。平成23年3月に東日本大震災により工場・冷凍倉庫全壊という多大な被害を受けるも、同年9月より他社工場の一角を借り生産再開。その後も復興に従事し続け、平成24年4月には事務所・食品工場の復旧が完了。
平成27年4月には、社員・従業員数(パート含む)が72名となり、震災を受けながらも震災以前より発展を続けている。
<事業内容および主力取扱商品>
寿司ネタ製造 あなご、さば、いか、かれい、エンガワ、鮭、つぶ貝 他
冷凍食品製造 お弁当具材、おにぎり具材、惣菜、他
海鮮魚介類 うに、あわび、かき、めかぶ、わかめ
その他 惣菜、イカの塩辛、ボイルイカ加工、燻製
〜(株)ヤマトミ 復興までの軌跡は下記リンク先〜