開催レポート


日 時:9月20日(水)17:00~18:30

場 所:Coworking!@Ishinomaki

参加者:12名

ゲスト:伏見不二雄さん(飛翔閣 代表取締役会長)


 第17回のサロンは、ゲストに飛翔閣代表取締役会長の伏見不二雄さんをお招きし開催しました。

 

 "終わらない革新の心" 

「寿司だけではやっていけない。これからは冠婚葬祭の時代だ。」

 伏見さんが25歳のとき、寿司屋の経営を任されまず初めに考えたそうです。寿司だけでなく和洋折衷に中華料理を加えたメニュー開発。石巻市内の寿司屋で初めて週休制を取り入れるなど、伏見さんの革新が始まりました。更には、ブライダル事業も開始。止まらない革新により、現在も愛され続ける「飛翔閣・竹の浦」が確立されていったと話します。

 

 "まず、やってみよう!ダメだったらまた一緒に考えよう!"

 伏見さんは、「自分が革新をし続けているからこそ、次世代にバトンを渡したら一切口を出さないと決めている。」と話します。「まずはやってみる。もしそれでお客様が来なくなったとしたら、その時にまた一緒に考えよう。何より怖がって何もせず現状に甘んじることが一番怖いことだ。」

 事業展開や事業拡大に留まらず、経営論においては正にこの一言に尽きると思います。それを生の経験を交えて共有頂きました。

 

 "人手不足に嘆いていてもしょうがない。僕にできることは想いを見て育てること"

 「板前さんなどは経験がモノを言う部分が多い。しかし、現状いわゆる職人さんたちは全国的に見ても減少が止まない。だったら育てよう。」

 根底にあるポジティブさと、壁にぶつかった時の発想の転換、そして次世代の育成とその先の発展を見る伏見さんから経営哲学を学ばせて頂きました。

 

今後も実直に研究や革新を続けていく伏見さんに参加者の皆さんは心打たれ、未来にワクワクしながら帰られていました!

次回の交流サロンもお楽しみに!

 

(文責:兼子)

 

<ゲストプロフィール>

伏見 不二雄 | Fujio Fushimi

飛翔閣 代表取締役会長

 

昭和18年5月生まれ。昭和63年に飛翔閣を設立し代表取締役に就任する。

その後実践の幅を拡大し、現在ではやすらぎ葬儀社代表取締役や穀町幼稚園理事、日本将棋連盟石巻支部幹事長、その他石巻市町内会連合会副会長などを務める。