開催レポート

第4回 起業家交流サロン「神澤祐輔さんと語ろう」


 

日 時:11月14日(金)19:00〜20:30

場 所:Coworking at Ishinomaki

参加者:17人

ゲスト:神澤祐輔さん(かぎかっこPROJECT「 」 現地リーダー)


 第3回を迎えた復興起業家交流サロン。今回は、「  」(かぎかっこ)PROJECTの神澤裕輔さんをゲストにお招きしました。

 

 高校生がゼロからのカフェづくりと運営を通し、石巻のまちを元気にする、「カフェ「  」」の活動や、高校生が、まちで出会った人にインタビューをおこない、「仕事」にまつわる話を聞き出し、出会った人々の写真と言葉は「図鑑」にまとめる「仕事みち図鑑」、高校生たちがチームを組んで、女川町のまちの悩み(課題)を解決するアイデアを競いあう3日間の合宿プログラム「KAERUCAMP」など多彩な活動の様子や、そこで様々な大人たちや、高校生同士の交流のなかで、大きな変化や成長を遂げていく高校生の姿などを、じっくりと語ってくださいました。  

 

 また、自身が高校生時代に建築や地域との交流に興味を持ち始め、「人をつなぐためのコミュニティや空間づくりをしたい」との思いから、それまでの勤め先を退職して、かぎかっこの活動をするために石巻へ移り住んだとのこと。ここに至るまでのストーリーも大変興味深いものでした。「自分の中で大事にしているのは『ワクワク』を大事しながら生きること、働くこと。高校生たちにも『ワクワク』のある毎日を送ってほしい」と神澤さん。

 

 最後のご参加のみなさんへ「高校生たちが、将来まちを担う人材となって社会へ巣立つようのさまざまな取り組みを地域の人々とともに作っていきたい。地域からも高校生たちに、『一緒にこんなことやりたい』『意見聞きたい』ということがあればどんどん投げ込んでほしい」というメッセージでサロンは閉会しました。

 半数近くが交流サロン初参加でしたが、参加者同士の新たな交流も多く、今回も楽しい時間となりました。ゲストの神澤さん、参加者のみなさん、ご参加ありがとうございました。

 

(文責:赤澤)


神澤祐輔さんプロフィール

1985年3月3日生まれ。出身は兵庫県三木市。

小学4年生の時、阪神淡路大震災を経験。高校生の頃、建築と地域交流に興味を持ち、建築設計を学ぶことを決める。

2004年、近畿大学理工学部建築学科に入学し、コミュニティ施設の計画を学ぶ。大学在学中、建築でコミュニティどのようにして生み出すかを悩んだ末、不特定多数の人が関わる場所である「ショップ」の空間づくり、内装デザインの仕事に就く。

内装デザインの仕事をしながら重要に感じたことは、やはり「コミュニティ」と「空間」の関係性であり、「モノを売るため」ではなく「人をつなぐため」に自分のスキルを活かしたいという思いから前職を退職。

2013年11月より石巻にていしのまきカフェ「 」の現地スタッフとなる。